最近はエレキの方が有名なワッシュバーン(本来は歴史あるアコースティックのメーカー)の、エレクトリック“F5-style”マンドリン です。 エレマンの最初のロットのようで、現行品と微妙に違います。 一応ソリッドスプルーストップ、ソリッドメイプルサイド&バックで、メイプルネックにローズウッド指板&アジャスタブルブリッジ。これにプリアンプ内蔵でピエゾピックアップが付いてます。 地味ではありますが、サイドとバックのメイプルには虎目も出ています。トップもきれいなスプルースで、コストを考えると良い木だと思います。 プリアンは怪しいのが付いてますが、ボリューム&ハイ&ローのコントロールのアクティブです。(なので電池ケースも内蔵。取り付け位置がサイドのカーブがきつい所で、且つ元々フラットな電池ケースなので、新品から無理やり耳部を曲げて付けてあったりします。) 造りは...価格相応(^^;;; せっかくの良木がもったいない。さすが悪名高き韓国製。(もっともワッシュバーンはUSAのギターも仕上げは荒い。) 日本には輸入されていないので、米国の楽器屋さんから買いました。楽器の評価としては...微妙なところ(ま、値段相応...)。 安いFタイプのエレマンってなかなか無いんですよね。さて、使い物になるかどうか。 ※2006年6月追記 サウンド的には、はっきりいって生音は厳しいです。ウレタン塗装でかなりぶ厚いので(大量生産エレキそのもの)、いわゆるウッディな音はほとんど鳴りません。(しかも Hicks より胴も浅いです。余計に胴は鳴りません。) アンプを通すとそこそこ使えます。というか、逆に扱いやすいです。ピエゾのみだし、プリアンプ内蔵なのでノイズやフィードバックも少ないです。 ただし生音のとおりでシャリシャリパキパキの音なので、ハイカットのミッド・ローブーストにする必要はあります...というか必須です。 良いアコギにピックアップを、というよりは、最初からアンプに繋ぐ事を前提に造ったセミアコと考えれば問題無いかも知れません。 ネックが細めで弦間も狭くて弾きやすく、上記のようにフィードバックもなく便利なのですが、完全にアコースティック状態だった Hicks にピックアップを取り付けた事によって、メインの座は Hicks に譲り渡しています。 ※2006年7月23日追記 売りに出しているという事も有り、ケースの写真も撮ってみました。 合板のケースですが鍵付でしっかりた造りです。純正ケースなので入れたときのがたつきも無いです。造り的にはTKLっぽいですが、どっかのOEMでしょう。 ストラップは無名の手作り品です。チープですが革製でカントリーっぽさがあります。自分用に長さを調整(といっても括ってあるだけ)してありますが、新品もありますのでご希望の方をお付けします(括り方が判らん!という方もいらっしゃるかも知れませんので)。 ※2006年4月18日入手 2006年7月31日放出 |