箕田泰男 2007年1月15日製作、koto-koto harp の LM Custom
です。 いわゆるオートハープなんですが、実はオートハープというのはオスカーシュミット社の商標なので、他のメーカーは違う名前で呼んでいます。(東海楽器(ギターのトーカイですね)はクロマハープ、アリアはコードハープ等々。) メーカー製としては上記のオスカーシュミット、トーカイ、アリアが有名(しかし今や全て中国製...)で、海外には専門のルシアーも結構います(名前は色々で Dulci Harps、Evoharp、Unicoi Harp 等々)が、日本のルシアーは多分、箕田泰生さんお一人だけだと思われます。 その箕田さん製作のオートハープが koto-koto harp で、基本的にオーダー品です。 ベースモデルとして、スプルーストップ・メイプルバックの purple heart(PHモデル)と、屋久杉トップ・メイプルバックの lonesome moonlight(LMモデル)があって、大半はPHらしいのですが(他メーカーでもスプルーストップがスタンダード)、たまたま良い材があったということで作られたサクラトップ(スプルースバック)の写真を見て気に入って、それをメイプルバックで作っていただきました。 また通常は15バー以下のものが多いようなのですが、21バーでコードレイアウトも少し変わったものにしてもらいました。 ということで、詳細としては、 Top : Japanese red birch Back : Hard maple Side, Armrest : Purpleheart Chord bar, End cover : Walnut 37弦クロマチック、21コードバー、ファインチューナー付、ピックアップ無し ※Japanese red birch というのは樺桜。真樺の赤みのある材の通称で、いわゆる桜属(Cherry)ではなく白樺属(Birch)。 という仕様になっています。 箕田さんいわく「名前は特に意識していませんが、一応LMの括りのなかで作りました。」とのことで、モデル名はLMC(LM Custom)に決定! ボディサイズもギターとかに比べて断然小さくて薄い(が弦の数が多いので、強度上トップ・バック共に板厚はかなりある)し、トップ・バック共にハードウッドなので音量は比較的小さめ。スプルーストップの方 がバーンと鳴るでしょうね。弾き込んでいくともっと鳴ってくるとは思いますが。 生指で静かに弾くと実にコロコロとした澄んだ音が出ます。サムピック&メタルのフィンガーピックだとさすがにキンキンした感じですが、思ったよりローも出ます。ミドルはさすがに無いですけど。 入手後ストラップピンを取り付けるときに、取り付け場所をミスってエンドカバーに余計な穴を開けてしまいました(泣) あと、ケースが無いので、ケース屋さんにソフトケースをオーダー予定。 ※2008年5月27日追記 結局米国の d'Aigle Autoharps さんからソフトケース購入しました。計ったかのようにぴったり! もうちょっとクッションが厚ければ完璧だけど、今の状態でも全然文句はないです。 あぁ、これでやっと持ち歩ける...(^^; ※2007年1月28日入手(2006年11月10日発注) |
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